株式会社 シラック・ジャパン

COPA America Soccer

Columbia vs. Paraguay

なんとなく気分がいいなぁ~と思い廻りを見渡したら急に自分の身長が伸びていた。
この年になって成長するわけはないのだが廻りに小柄な人が多いので少し背が高くなったように感じて嬉しい。
鄧小平に対面した竹下登も、きっとこんな気持ちだったのだろう。
相手も馴染みがあるサイズと感じたのかニコニコしながら私に近寄ってきた。
きっと彼等も嬉しかったに違いない。
『ハポネス(日本人)か?』なんて声をかけ近寄ってくる。
あまりにも図星で悔しいから「No, 違う。」と答えてしまった。
『じゃーどこから?』
「フランスだ。」
『冗談でしょ。』
「すみません。嘘です。直ぐ日本人って分かった?」
『メキシコ人かどっちかと思った。ところでどっちの味方やねん、アミーゴ?』
「勿論Colombiaですがな。」
『あんた、ええ奴ちゃな~』なんて
通りがかりの叔母ちゃんにハグされたりしてなんとなくウキウキしてしまう。
一体何をしに来たんだろう?あっ、そうだCOPA Americaの
Columbia対Paraguayの観戦に来ているのだ。
キックオフまでには未だ1時間ある。
取りあえずビールを買おうとするが値段を見て固まってしまう。
1杯が$14(約¥1500)だ。
検尿入れのようなプラスチック容器に生チューくらいの量で¥1500か。。。
まぁ、お遊びなんだからと気持ちを切り替えて$10のピザと共に夕食代わりに
未だ明るく強い陽射しの下でゆっくりと頂く。美味い!
そのうちに国歌斉唱が始まった。
コロンビア・ファンが大声で国家を歌っているが、かなり音程が外れている。
でもなんと勇ましいマーチであることか。
続いてパラグアイの国家。
それはセレナーデのようなスタートでちょっとヤワかな?なんて思っていたら
急に行進曲に変わる。そのテンポの良いこと。

日本選手が頑張れないのは多分試合前の君が代のせいだ。
我が国歌は士気の高揚というのにはほど遠い。
なんとなく荷物を背負った亀が山登りしているようなテンポだもんね。
セレモニーも終わりようやくユックリとピザを食べながらビールを味わっていると
瞬く間にコロンビアが得点した。ブラボー~

両チーとも見ていて気持ちがいいくらいよく走る。
スピード感に溢れアタリも強い。
味方へ出すパスでさえ香川のシュートよりも強い。
そして何よりもそんな強いパスを一瞬にしてパシッと受け止めて
直ぐに次のパスに繋げる技は芸術的ですらある。
私の感動のツボをグイグイと押さえてくる。
得点シーンを見なくてもパスとトラップを見ているだけでビール3杯は呑めるな~
なんて考えている間にJames Rodriguez(ハメス・ロドリゲス)が強烈な追加点を決めた。
男前だな~。きっとモテルんだろうな~。
そう言えば周りに美人が多い。
美人の多い3Cと言われるくらいColumbia, Chile, Costa Ricaは美人名産地なのだ。
入場の時のあのオバちゃんも昔は美人だったのだろう。
でも、もうちょっと若い子にハグしてもらいたかったなーって思ってたら前半が終了した。
2対0。どう見てもパラグアイが勝てる要素など見当たらない。

 

後半に入ってもコロンビアの圧倒的優位は変わらない。
パラグアイは腹具合でも悪いのかな?(つまらんシャレですね)と思うくらい元気がない。
その内にパラグアイ選手が一人退場となった。
万事休す。と思いきや、その途端にパラグアイ選手のスイッチが入った。
それと同時にコロンビア選手に疲れが見え、足が止まり私のビールも残り少なくなった。
75分でパラグアイ選手の強烈なミドルシュートが左上に炸裂。
目も覚めるが酔いまでも一瞬にして醒めてしまうような鮮やかなシュートだ。
そこからは腹具合の良くなったパラグアイが圧倒的に攻勢にでる。
相手は一人少ないのにコロンビアはタジタジだ。
最悪の状況でもそれをチャンスにできるんですねー。というか
余裕のある時の方がリスクは潜んでいるものですね。
でもそんな猛攻も一歩届かず終了ホイッスル。
いや~これぞ世界トップレベルのサッカーというのを堪能できました。
Viva Columbia!

By Yuji

PS: 余談ですがどうして日本チームはキング・カズを監督にしないのでしょうか?
誰か理由を知っている人がいれば教えて欲しいのです。