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泉州紀行

  • FUNAI'S EYE

マザーテレサには養子も含め10人の子供がいた。
慈悲深い彼女は人に知られることもなく
一人で全員を育てた。
その最後の子供、つまり10番目がテレサ・テンだった。
一つ年上の姉はテレサ・ナインと呼ばれていたが
音痴だった。
父親はファーザー・テレサと言われた街のワルだった
ところまでは分かっている。
ごめんなさい。
全くのでたらめです。
マザーテレサを嬲るつもりは毛頭ありません。
深く謝罪致します。

あまりにもブログに書くべきことが見つからないから
と言って、こんなデタラメを書いていたのでは
読者(どこにいる?)に見捨てられるかもしれない。
私は時として自分でも嘘と真の狭間でその一線を
見失うことがある。

皆さんも決して私の話を鵜呑みにしてはいけません。
(後でどえらい恥をかきますから。。)
でも私の口から出たこの出まかせを
スーッと信じた社員がいる。
だからといって当社の社員を侮ってはいけない。
無知というより無垢というべきであろう。
それほど、この地の人の心は摩周湖の水よりも純度が高い。

泉州は大阪市内生まれの私にとってでさえ異国の地である。
河内と同様、
泉州はガラの悪い大阪にあっても特にガラが悪い。
その代わり言葉はもっと汚い。
でも公共マナーはなってない。

可愛い少女はコンビニの前でしゃがみこみ、
鼻から煙草の煙を吐きながらツバを吐く。
可愛い男の子はヤンキーファッションで身を固め
スリッパで歩くようにペタペタ歩き、
そしてツバを吐く。

少女時代が終わるといきなりオバハンとなり、
少年時代が終わるといきなりオッサンとなる。
この地にあって青年時代や乙女時代など存在しない。
アイスコーヒーはコールコーヒーと呼ばれ
大阪人でも何のことか分からない。
暦はダンヂリの準備から始まり、祭りの終わりで一年が締め括られる。
誇りは水茄子と玉ねぎと、だんぢりと公言して憚(はばか)らない。

コールコーヒー

 

 

 

 

 

 

 

 

だんじり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもそのあけっぴろげな性格は
どんな余所者をも分け隔てせず受入れてくれる。
その昔、堺商人が日本国中はおろかルソンやシナにまで行動範囲を広げ
日本のみならずアジアの経済を席捲したごとく、
泉州人は浮き草のように
どこからでも栄養を吸収できるという特技も持つ。

りんくう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

包丁や刃物・繊維、織物と
日本の過去の経済を支えてきた泉州は
今、関西国際空港を基点にして
観光と医療で巻き返しを図る。
台頭する東南アジアの力に対抗できるのは
日本国内で泉州人をおいて他にない。

泉州
人に阿ることなく、顔色を窺うこともなく
小鉄やカオルちゃんを地で行く泉州人を
私は心より敬愛している。

By Yuji

PS: (お詫び)
秋の宵の美酒佳肴に酔い痴れて
年甲斐もなく醜文をお見せしてしまいました。
お許しください。