メインコンテンツへスキップ

072-466-0090

平日 9:00~17:30

TOP » メディア » スタッフブログ » ”当たり前”はない、ということ

”当たり前”はない、ということ

  • スタッフブログ

こんにちは、東日本営業所の鈴木です。

ここ最近のニュースと言えばやはり、新時代”令和”の幕が開けたこと。
そして逆に言うと、一つの時代”平成”の幕が閉じたこと。

今日はその”平成”に生まれて、25年生きてきた中で1番挫折した時のことをここで振り返り、サッカーを通じて私なりに学んだことをお伝えしたいと思います。

私は平成5年生まれ、25年間を平成で生きてきました。
この平和な時代に生まれ、何不自由なく大好きなサッカーに明け暮れ、ここまで育ってきました。

25年間で本当に多くの事を学び、感じ、経験してきましたが、主にサッカーを通じての”学び”が多かったように思います。

みなさん、サッカーって11人メンバーがいて、ボールがあって、グラウンドがあって、それが普通だと思っていませんか?
正直中学生時代までは私もそうでした。

私は、2人の兄の影響で物心がついた頃にはボールを蹴っていました。
小学生になり本格的に地元のチームに入団しました。
当時、みんながサッカーは男の子がやるスポーツだと思っていた時代。
コーチも女の子は試合に出さない方針だったのか、まったく私を試合に出してくれませんでした。

ちょうどその頃、チームの男の子に言われた一言が私を変えました。
「女なんだから、サッカー選手になれない。」

悔しくて悔しくて、家に帰って机の下で泣いたのを覚えています。

その時、父親に「悔しかったら上手くなれ!」と言われました。
それから
絶対に上手くなって見返してやる!!”
その思いだけで毎日サッカーに明け暮れていました。
その甲斐があって、小学6年生になった頃にはいつもスタメンで起用されるようになっていました。

そして、小学生年代の集大成である全日本少年サッカー大会に、私の所属しているチームは初出場する事が出来ました。

今思えば、あの頃の私はすっかり天狗になっていたように思います。
自分より上手い女の子はいない。
自分が1番上手い。
全国大会にも出たんだから。

そんな訳の分からないプライドを持って、ずっと入りたかったチームのセレクションに臨みました。
結果は不合格でした。
上には上がいる。
その時初めて、小学6年生にして”挫折”を味わいました。

中学生になり、女子のクラブチームに入団しました。
地元から通うと1時間半くらいかかりました。
その生活も長くは続かず、中学2年生の夏に退団しました。

しばらくサッカーから離れてみたもののやっぱりボールが触りたくなって、それから中学の男子サッカー部に入りました。

高校に進むとき、本気でサッカーを続けようか迷いました。
でも私はその時に、あの挫折した感情を持ち続けたままでは前に進めないと思い、女子サッカー部がある高校に入学しました。

私が入学した時、部にはサッカー初心者の先輩が3人しかいなくて、グラウンドや環境もなにもかも最悪でした。

入学当時は、こんな下手くそとやりたくない、と思い部活に行かない日もありました。
でも、ある時、私は考え方を変えました。
”自分がこのサッカー部を卒業するまでに必ず県でベスト8まで行かせる!!”と心に誓い、それから生活も何もかもサッカー中心に変わりました。
(成績もクラスで下の方だったのに、真ん中くらいにまで伸びました。笑)

その時にふと感じたんです。

あー、サッカー出来るって当たり前じゃないんだな、、、と。
スパイクがある事、ボールが蹴れる事、11人制の試合が出来る事、グラウンドがある事。

全てに当たり前ってないんだなと。

それからは、ボールを蹴れる喜びがとても大きくなりました。
きっと小学6年生のあの時挫折を経験していなかったら、強いチームにいたら、今の私はありません。
そしてきっとサッカーをしていなかったら気づけていなかった思います。

普段普通に生活をしていると、当たり前が当たり前だという事にも気づきません。
そして、考えてみると、全てに”人”が関わっているように思います。
その”人”たちがいるから、当たり前に生活が出来ています。
でも、その”当たり前”のありがたみを感じていない人も多くいるように感じます。
なにげない、「ありがとう。」という一言だけでも救われる人がたくさんいると思います。
私は、日々の生活の一つ一つに感謝の気持ちを持っていたいな、と思います。

要するに、私が今回お伝えしたいことは、”当たり前”の裏には”人”が関係しているという事です。
そして当たり前に”当たり前”はないという事です。
平成が終わり、令和が始まったタイミングの今、改めて色々な場面で”当たり前になっていないか?”と自分に問いかけてみようと思います。
みなさんも自身に問いかけてみてはどうでしょうか。

話は戻りますが、
私は、結果サッカー選手にはなれませんでした。
それでも、今もサッカーが出来る事に感謝を持ちながら、ボールを蹴ります。
やっぱりサッカーから離れることはできません。笑←未練たらたらです。笑

ちなみに、結局高校時代ベスト8になれたの?と気になっているかと思いますが…笑
私が高校3年生の最後の大会で、見事創立3年目にして県ベスト8を成し遂げることが出来ました!!