食文化
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ご当地料理好き、西日本の島岡です。
「美味しいもの」を食べに日本各地をぶらぶらしている私ですが、やはり夏の「美味しいもの」の大御所として鰻は外せないです。(旬からは外れますが食べたくなります…)
ということで、成田に鰻を食べに行きました。
成田山参道入り口から門前までの800m、歩いて15分程の参道は飲食店やお土産が並んでいます。
このうち約60店舗がうなぎ料理を出しているとのことで、これだけの密度でうなぎ屋さんが密集している例は全国でも珍しく、成田は「鰻の街」なのだそうです。
私が入ったお店は、比較的あっさりしたタレに、関東風の蒸したふっくらした身にも関わらずぼろぼろにならないという絶妙なふんわり加減で、付け合わせの地元産漬物「てっぽう漬け」ともよく合うお味でした。
こちらは天皇陛下の料理人のお弟子さんが出したお店とのことで、この味を天皇陛下も召し上がっていらっしゃったと思うと感慨深いですね。
以前に静岡で食べた鰻とはやはり食感という点で違いを感じ、日本の各地の食文化が違うということが分かりました。
これに関しては鰻だけではなく、おでんや肉じゃがなど東西や地方で異なる部分は多くあります。
もちろん各家庭での味付けや具材の違いもあることでしょう。
そこには、土地や人が過ごしてきた過程が文化として表現されているということです。
食文化とは複雑で、だからこそ「ご当地料理」というのは大変面白く、美味しいものなのだなと再確認した日でした。